2025年10月25日(金)、勝尾寺応頂閣大ホールにて「2025年度 北地域4LOM合同例会 〜いのちの未来〜」を開催いたしました。本例会は、池田青年会議所・吹田青年会議所・豊中青年会議所・箕面青年会議所の北地域4LOMが一堂に会し、「いのちの可能性」や「未来社会のあり方」について主体的に考える機会を創出することを目的として開催されました。

近年、生命科学や再生医療、デジタル技術の急速な発展により、いのちへの向き合い方や幸福の価値観は大きく多様化しています。また本年は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに大阪・関西万博が開催され、世界中で「いのち」や「未来社会」について考える機運が高まりました。こうした背景を受け、万博閉幕後の今だからこそ、改めて私たち自身が「いのち」とどう向き合い、どのような行動を取るべきかを考える場として、本例会を企画いたしました。
第1部 講師講演・対談
第1部では、大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻 栄誉教授の石黒 浩 氏を講師にお迎えし、ご講演をいただきました。
人間とロボット、アンドロイドとの距離がより近くなった未来社会をテーマに、大阪・関西万博でのプロデュース経験も交えながら、「人々が幸福に生きる未来社会とは何か」「輝くいのちとは何か」についてお話しいただきました。
また、講演後には勝尾寺副住職の小嶋 隆文 氏との対談を実施。ロボット研究者と僧侶という異なる立場から「いのち」を見つめ直す対話を通じて、「自分がアンドロイドになるとしたらどうか」「人間としてのいのちを全うするとは何か」といった問いが投げかけられ、参加者一人ひとりが深く考える貴重な時間となりました。
第2部 グループワーク
第2部では、北地域4LOMメンバーによるグループワークを実施しました。
第1部の講演・対談を踏まえ、「いのちが輝く未来社会」を実現するためのロボットのアイデアについてディスカッションを行い、各グループで発表を行いました。活発な意見交換を通じて、メンバー同士の相互理解が深まり、LOMの垣根を越えた交流とつながりを築く機会となりました。

事業を終えて
本例会を通じて、参加者が「輝くいのち」について主体的に考えるきっかけを得るとともに、北地域4LOMメンバー間の交流・懇親を深めることができました。また、新入会員にも役割を担ってもらうことで、主体的に参加する例会運営を実現することができました。
一方で、音響設備や進行面において反省点もありましたが、これらは次回以降の事業に確実に活かしてまいります。今回の合同例会を通じて生まれたLOM間の結束と学びを、今後のJC活動へとつなげていきます。
最後になりましたが、本例会の開催にあたりご協力いただきました講師のお二方をはじめ、関係者の皆様、そして当日ご参加いただいた北地域4LOMのメンバーの皆様に、心より感謝申し上げます。



