2月21日池田商工会議所にて、2月度定例会
『いけだブランドを知る』~地域文化の伝承~
池田市立歴史民俗資料館 副主幹学芸員 髙野 弥和子 氏
合同会社能勢さとやま創造館 代表・菊炭炭焼き師 小谷 義隆 氏
を講師にお招きし開催しました。
JC活動を成長の機会としてほしい、池田ブランドを学び見識を広げるきっかけにしてほしいとの挨拶がありました。
続いて、アトラスへ出向中の倉田直前理事長より、東日本大震災復興支援事業としてのイベント開催(3月9日開催予定:てるてる広場)の案内がありました。
続いて、新田副理事長より、春フェス(4月29日開催予定:五月山公園)の案内がありました。 今回は理事長が実行員長で、JCは毎年わんぱく相撲のPRをしています。
続いて、会員開発委員会原田委員長より会員懇親会(4月5日開催予定:五月山体育館)の案内がありました。今年はソフトバレーをします。
最後に、藤本専務理事より先日の大阪ブロック出陣式および出向者激励会の出席のお礼と阿波池田JCへ訪問してのシニアクラブと合同懇親会(3月10日開催予定)、池田JCの姉妹LOMである韓国蔚山JCへの表敬訪問(4月11日、12日)の案内がありました。
拡大タイム
会員開発委員会原田委員長より、今年度、会員拡大の情報をメンバーに報告し、共有する『拡大タイム』を毎月の定例会で実施するとの説明がありました。
誕生日等お祝い
今月は、前田 貞洋君、山根 洋明君が誕生日です。
理事長より、プレゼントとして竹田恒泰さんの著書 『日本人はなぜ日本のことを知らないのか』が贈られました。
新入会員認証式
新入会員の仲井 晃君です。
講演 「いけだブランドを知る」~地域文化の伝承~
まず、池田市立歴史民俗資料館 副主幹学芸員 髙野 弥和子 氏にご講演いただきました。
池田で多くの商業が発展した経緯や池田は多くの街道が交差していたため流通拠点となり、「産地」ではなく、「出荷地」として全国的に知られるようになったこと、また、3つの特産品(池田酒、池田炭、細河植木)の歴史についてお話いただきました。池田酒は江戸で有名なお酒であった、池田炭は池田の「炭火問屋」を通じて流通していた、細河植木は日本4大植木生産地であるそうです。最後に池田市1市としての目線だけでなく、たとえば豊能地域といった広域を視野に入れてのブランド開発や展開が可能ではないかとご提案いただきました。
次に質問タイムです。
松村君より、炭を作る際、最も神経を使うところについてお聞きしたところ、小谷さんより、木の水分、気温、木の太さなど、炭を作る際の様々な条件が毎回変化することへ対応しなければならず、死ぬまで修行ですとのお答えをいただきました。
山嵜君より、ブランドを作り上げた動機と作り続けるモチベーションについてお聞きしたところ、
元々父が炭作りをしていて、自分は別の仕事をしていたが、池田炭の文化や歴史に魅力を感じており、炭作りしている人が減少する中、事業の継続性を保てるよう付加価値を付け、ビジネスと成り立たせることにチャレンジしたことや備長炭は伐採や炭焼きなどが分業化されているが、池田炭はできておらず立て直し中であるなど、様々な課題があり、目の前にやることがいっぱいあるのが現状だとお答えをいただきました。
最後に、福田副理事長より、歴史について教えていただいたことを他の地域へ発信していきたい、池田炭のこだわりや信念を持つ姿を参考に、地域の明るい未来に向けて頑張りたいとの謝辞を述べさせていただきました。
記念品として「池田炭」というお菓子をお持ち帰りいただきました。
本日学んだことは、今後のJC活動や個人での活動のなかで、周りの人たちや市民に、
地域のブランドや文化を伝え、誇りと愛着を持つきっかけとして活かしていきたいと思います。
本日の司会は、昨年度最優秀新入会員賞の永易君です。お疲れ様でした。
【 総務ブランディング委員会 楠田 】